家庭において虐待を受けてきた子供は、「学習性無気力」に陥る

「何もする気になれない」、「何にも興味がわかない」というような気分に支配されていませんか?

アメリカの心理学者セリグマンが行った実験があります。

1、乳離れしてすぐのネズミを3グループに分ける。

グループ①: 逃避可能なショックを与える

グループ②: 逃避不可能なショックを与える

グループ③: ショックを与えない

 

2、ネズミが成長してから新たにショックを与えるテストをする

グループ①とグループ③は、ショックからたやすく逃げ出すことが出来た。

しかし、 逃避不可能なショックを与えられたグループ②は、無気力で逃避することができなかった。

 

セリグマンは犬を用いて似たような実験をしています。(セリグマンの犬で有名)

 

人も長い間、回避不可能な嫌な環境におかれていると、その刺激から逃れようとする意欲的な行動を起こさなくなります。

逃れようとしても無駄だということを学習することで起きる無気力を、「学習性無気力」「学習性絶望感」などと言われます。

 

無気力

回避不可能な嫌な環境に長くいると、その状況から逃れようとする意欲を起こせなくなる。

家庭において虐待を受けてきた子供は、無気力になりやすい。

子供にとって家庭を出ては生きていけないので、嫌悪する環境でも逃げ出せない。だから逃げ出すことを諦めています。

 

そんな子は大人になって、なにか事が起こっても、何もしないまま我慢し、手段を講じようとしなくなります。

手段を思いつかないし、打開策を考える気力もありません。

 

過干渉の親は、無気力な子供を育てます。

トラブルが起こると親に電話して、対処してもらう。そして、何にもできない自分に自信を無くし、ダメな人間だと思い込むようになります。

 

「何をしてもダメだ」とか「失敗が怖くて何もできない」というような無気力症候群に感染していると思う人にとって大切なことはセルフイメージをアップすることです。

 

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